マナベユウジプロダクツ代表 ゆうじです。
今回のテーマは年金になります。
突然ですが!みなさんに質問です。
恥ずかしながら私は、そんなこと全くした事がありませんでした。
むしろ、
とか、
そう思っていました。
ですが、ある事をきっかけに興味が沸き調べてみたんです。
すると危機的状況にある事に気づき、私は変わりました。
具体的な行動を起こし始めたのです。
そのきっかけというのが『旅行』なんです。
え?どうゆうこと?って思いますよね。
すいません。もう少しお付き合いいただければわかります!
(あの…、続けますね…。)
家族で遊びに行きたいところといえば『USJ』とか『ディズニーランド』とか、他にもいっぱいあるわけですけど、『旅行』に行くなら、基本いくらかかるか計算するわけです。
そこに行くまでの『交通費』(ガソリン代、高速代、駐車場代)
道中、また、行った先での『食費』
泊まるのなら『宿泊費』
他にも『おみやげ代』
あと、何かの事態に備えて当然『プラスα』も。
で、それではちょっと足りないなって思ったら、事前に『節約生活』なり『旅行貯金』を始めだすわけです。
行った先ではお金の心配をしたくないので、できれば余分に持っておきたい。
そうなんです。この計算をしている時にふと、
直近の予定なら、かかる金額を計算して足りなければその準備をしているけど、まだ先の予定(?)の老後は、かかる金額を計算したことすらないな。って思ったんです。
計算したことが無いという事は、もちろん足りるかどうかも分かっていないわけです。
じゃちょっと調べてみようかと思ったら、
このままではヤバい。
そう気づいたんです。
『老後は老後でなんとかなる。』
この考えは、
お金が無くても『ディズニーランドまで行けたらなんとかなる。』
そう思っているのと一緒なことに。
そりゃ、『出川哲郎』さんくらい人間力があればなんとかなると思いますけど。。。
『ディズニーランド』を楽しむ為には、当然お金が必要。
同じく『老後』を楽しむ為には、当然お金が必要なのです。
お金お金と言えば汚く思う人がいるのは知っています。
ですが、今の時代『お金と向き合わずにできる生活はない。』と言ってもいい過ぎではありません。
今は大丈夫でも、いつかお金と向き合う事が必然になる時が来ます。
想像してみてください。お金の無い老後の生活。
働くにも、思うように動かない『体』
新しい事を理解しようにも、凝り固まった『頭脳』
今までつちかった『経験』や『考え方』は共有(シェア)され、今やだれでもそれなりにこなせる時代。
健康な『体』
さえる『頭脳』
豊かな『経験』や『考え方』のアドバンテージが無い状態で、我々はいったい何を武器に現役世代と渡り合っていけるのでしょうか?
今のままでは、まだまだ先の老後だとしても楽しめるはずがないのです。
楽しみのない老後。もっと言うと、
ただ生かされているだけの老後。
せっかくなら老後だって、
私は孫と一緒にミッキーの耳をつけて遊びたい。
この記事は、
今の年金制度を知り、
自身の年金給付額を確認する方法が分かり、
老後の生活費の基準を知ることができます。
それによって、
みなさんがなんとなく想像している老後の生活と、経済的なギャップがあるのか無いのかが具体的に分かります。
そして、たとえギャップがあったとしても、『今から』ならまだ間に合います。
私と一緒に、豊かな老後を送るための一歩を『今のうちに』踏み出しましょう。
Contents
今の年金制度は、預かったお金は今の年金受給者に。
私が習った年金制度は『積立方式』と言って、
若いうちに国に預けたお金(保険料)を、
個々に国が管理、運用してくれて
老後にその資産をいただくものだったと思います。
しかし、今の制度は『賦課(ふか)方式』と言って、
保険料(若いうちに国に預けたお金)は、
今の世代の年金として給付する制度に変わっています。
ですので、
私たちが預けたお金そのものが老後に支払われる訳ではありません。
ただ、預かった資金を運用していることは確かです。
マンガで解説。積立方式と賦課(ふか)方式 ↓厚生労働省HP
https://www.mhlw.go.jp/nenkinkenshou/finance/index.html
もちろんそれだけの金額では今の年金世代の方へ年金を給付するには十分ではありません。
そのため、今までの年金積立資産と国がその不足分を補っています。
その不足額は平成27年度予算ベースで19.1兆円。
その19.1兆円のうち、
『6.9兆円』を年金積立資産で負担し、
『12.2兆円』を国が負担しています。
※年金積立資産は平成26年度決算、時価ベースで『145.9兆円』
『6.9兆円』はその20分の1の金額。
つまり、今の年金は、
・私たちの保険料(年金納付分)と、
・年金積立資産と、
・私たちの税金等で運用されていると言っていいでしょう。
数字の根拠は、厚生労働省のページからです。
↓クリックすると、厚生労働省のページ内PDFが開きます。
出典:厚生労働省
54.2兆円(給付額)-35.1兆円(保険料)=19.1兆円
19.1兆円(不足額)-12.2兆円(国庫等負担)=6.9兆円
元のページはコチラ↓です。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/nenkin/nenkin/zaisei01/index.html
あと、参考までに、私たちの税金等が負担している『12.2兆円』は、国の税収の何割かを調べてみます。
国の税収は、平成26年度で約53兆円です。
これは歳入ではなく税収です。(歳入には国債が含まれているため。)
その税収のうち4/1の『12.2兆円』を私たちの保険料(年金納付分)とは別に年金給付のための費用として使用している事になります。
こちらの数字の根拠は、財務省のページからです。
クリックすると、財務省のページが開きます。
左側の円グラフの黄色の部分が税収。白い部分を合わせると歳入。
元のページはコチラ↓です。
年金見込み額の試算は『ねんきんネット』でできます。
ご自身の年金に関する情報を知るには、
年金手帳を確認すること以外に2つの方法があります。
主に『過去の』年金に関する情報がわかる書類。
毎年誕生日月に送られてくる。
主に『未来の』年金に関する情報がわかるサービス。
インターネットで確認できる。>ねんきんネットのHP
※ねんきんネットに登録することで、
・年金見込額の確認、シミュレーション(未来の情報)
・年金記録の確認(過去の情報)
・日本年金機構からの過去の郵送物を電子的に閲覧、ダウンロード
とは言っても、年金は非常に大切な個人情報なため、すぐには登録できません。
早くても1週間はかかります。
1、『基礎年金番号』を調べる。
2、『基礎年金番号』を使い、ねんきんネットで『アクセスキー』を発行する。
※この『アクセスキー』発行に約1週間かかります。
そのアクセスキーもハガキで届きます。電子メールでは届きません。
3、『アクセスキー』を使って、『ID』を発行(登録)する。
という事で、まずは『基礎年金番号』を調べていきます。
『基礎年金番号』は年金手帳に記入されています。
ではその『年金手帳』はどこ?
あなたのお勤め先にねんきんネット登録に必要な『基礎年金番号』が印字された『年金手帳』があるかも。
自宅にある場合もありますが、私の場合は会社が保管してくれていました。
お勤めの方でも、会社が預かっている場合と預かっていない場合があります。
ちなみに会社が預かる義務はないので、ご自身で保管しておきたい場合は返却してもらっても大丈夫です。
会社が預かっているのかどうかは総務担当者なら分かると思います。
・平成28年のねんきん定期便
・国民年金保険料の納付書
Q. 自分の基礎年金番号の確認方法を教えてください。
↓日本年金機構
https://www.nenkin.go.jp/faq/n_net/goriyou/moshikomi/20150519.html
ちなみに平成29年以降のねんきん定期便には、『基礎年金番号』は書かれていなく、『照会番号』というものが書かれています。
その、『照会番号』を年金事務所の方にお伝えしても、『基礎年金番号』は、電話や電子メールでは教えてもらえません。←経験談。。。
そのかわり、ねんきん定期便には『アクセスキー』が書かれてありますので、有効期限内であれば『ねんきんネット登録』に使えます。
あとは『基礎年金番号』さえ分かればすぐに年金見込額が試算可能ですよ。
年金の種類まとめ。
まず最初に、
『国民年金は基礎年金』と言われ、20歳以上60歳未満の方であれば、誰もが加入しています。
その中でも、厚生年金に加入している方(お勤めの方)は、
国民年金の『第二号被保険者』であり、その配偶者且つ扶養内の方は
国民年金の『第三号被保険者』になります。
私のようなフリーランスは
国民年金の『第一号被保険者』です。
まとめると、
国民年金には、
第一号
第二号
第三号
という種類があります。
国民年金の種類と加入する制度 ↓日本年金機構HP
https://www.nenkin.go.jp/service/seidozenpan/shurui-seido/20140710.html
もう一度お伝えしますが、
20歳以上60歳未満の方であれば、誰もが『国民年金という種類の年金』に加入しています。
つまり、厚生年金に加入している=『国民年金』と『厚生年金』に加入しています。
また、厚生年金とは別に上乗せできる個人型確定拠出年金『iDeco(イデコ)』なんかもあります。
↓厚生労働省HP
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/nenkin/kyoshutsu/ideco.html
早い話が、さらに年金としてかけたお金を所得から差し引いてくれる、節税効果のある制度です。
メリットは、
・本来の所得より治める税金を少なくでき(節税効果)年金額をさらに上乗せできる。
デメリットは、
・預けたお金は60歳以降にならないと引き出せない。(年金なので)
・管理、維持手数料が高いのがデメリット。
紹介しておいてなんですが、iDeco(イデコ)は個人的にはおすすめできません。(手数料が高い。)
更に年金を上乗せできる制度がある。という意味で紹介させていただきました。
仮にゆうじが65歳まで会社勤めをしたとしてもらえる年金給付額は、月15万円。
年金年収にすると『180万円』です。
会社員の時の年収は『540万円』でしたから、実質3分の1になります。
この金額を十分とするのか、不十分とするのかは老後にどんな生活をしていきたいかによりますが、絶対的な基準を挙げるとするなら、最低限度の健康で文化的な生活を保証されている生活保護制度を基準にしてみるのがいいかもしれません。
最低限度の健康で文化的な生活を保証し、自立を助長することを目的とした制度。
その金額は、算出方法がある。
↓厚生労働省HP より(直接PDFファイルが開きます。)
https://www.mhlw.go.jp/content/kijun.3010.pdf
実際に住んでいる土地と世帯人数によって、最低限度の健康で文化的な生活費用が決まっています。
高松市では、60歳から69歳の二人世帯なら月15万円くらいです。
という事は、
(私が)65歳まで会社員として働いて得られる年金給付額=60歳から69歳の二人世帯での最低限度の健康で文化的な生活費用
ちなみに、世界の先進国との比較で見ると、
この『生活保障制度』の金額や、
『年金給付額』はいずれも高い水準にあります。
このままフリーランスとして65歳まで働いてもらえる年金給付額は、月8万3000円
年金年収で言えば『100万円』にまで下がります。
しっかり年金を納めたとしても生活保護の受給金額を下回ります。(独り身としての生活保護費用は月109,110円)
このことから、
年金をきちんと支払うのはバカらしいであるとか、
一生懸命働くよりも、生活保護を受けた方が良いのでは?
と思わる方がいるかも知れません。
気持ちは分からないでもないのですが、いい選択とは思えません。
ただ、きちんと会社勤めをして年金を正しく納めても、最低限度の健康で文化的な生活の金額とほぼ同額だという事は、情報として知っておいてもらえればと思います。
ちなみに、あえてお伝えしますが、
生活保護制度というのは、あらゆる手を尽くしてもその金額に満たない収入の場合に受給できる可能性が生まれます。
生活保護を受けると、医療費や介護負担は無料で、病院へ行く交通費も無料です。
生活保護制度↓厚生労働省HP (保護の種類と内容の項に詳しく書かれてあります。)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatuhogo/index.html
もう一度お伝えしますが、高松市ですと60歳から69歳の二人世帯での最低限度の健康で文化的な生活費用は15万円くらいです。
ちなみに香川県でいうと、高松市以外はだいたい13万円台です。気になる方は実際に調べてみましょう。
生活保護金額の自動計算サイト↓
https://seikatsu-hogo.net
※他にも同様の弁護士のサイトがありますが、計算結果は同じでしたので調べやすい方を選びました。
2019年6月現在『年金2000万円問題』として、老後までに自助努力で2000万円ためておく必要があるとして、非常に話題になっています。
国がとうとう年金破綻について言及したとか。
ただ、実際『年金2000万円問題』の中身を見ていくと、数字の根拠が曖昧であることから信ぴょう性に欠けるとして、むしろそちらの理由で話題になっているのではないかと思えるくらいです。
とはいえ、将来的には少子高齢化により今より年金掛け金は上がり、今より受給金額は下がると見ていいと思っています。
ちなみに、年金制度が変わった話で、マンガで解説しているページを紹介したと思います。
マンガで解説。積立方式と賦課(ふか)方式 ↓厚生労働省HP
https://www.mhlw.go.jp/nenkinkenshou/finance/index.html
こちらを読み進めていただくと、
・年金制度は(根拠も含めて)破綻しない。
・年金給付額は、その時の水準に合わせた給付額になる。
だから、そこまで心配することはないといった趣旨の事が書かれてある一方で、このままでは一人にかかる負担は厳しくなる見込み。という部分もしっかりと書かれています。
現在の年金給付額はあくまで見込み額であり、保証額ではありません。
いざ年金が受給できる時には、今の見込み額よりも実際は下がると捉えた方がいいと思っています。
もらえる年金では足りないと思ったのなら自分で資産を持とう。それが副業ならできます。
私は『年金制度』や『生活保護制度』に疑問を投げかけたかったわけではありません。
今のうちに年金見込額を確認してもらい、その金額でどのような老後が迎えられるのかを知ってほしいのです。
そして、その生活でいいのかどうかを選択できる状況に『今』ありますから、今のうちに計画をたて行動に移しましょう。という事がお伝えしたかったのです。
それ以上の生活、例えばミッキーの耳を付けて遊びたいのであれば、今以上に資産を増やしていく必要があります。
副業のことならゆうじに相談を。
あなたや、その家族にとって最適な副業を自分で探すのは容易ではありません。
あなただけが良ければいいのではなく、支えてくださっている家族も含めて考えていきましょう。ぜひご家族で相談にいらしてください。
ご相談はお問い合わせフォームより受け付けています。
より良い生活のための一歩を今から踏み出しましょう。
皆さまにとって役に立つ情報になれば幸いです。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
