【第一章】代表が承継を考え始めたきっかけ 783日後に事業承継を辞退するワイ。引き継ぐ(後継者)側から見た事業承継の失敗体験談

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代表が承継を考え始めたきっかけ

ご年配であるのはもちろんですが、商品の仕入れに関して問題が出てきたそうです。具体的には、車を運転して商品を仕入れているのですが、その場所が遠いらしく、足がしびれてきたとのこと。

時間にして、片道1時間を超えるくらいです。

これにより、いつまでお店を続けられるか悩んでいたそうです。もって3年位かなあと。

お店の情報
代表

個人事業主として菓子製造業を営む。
・営業時間は10:00~18:00
・売切れ次第営業終了。
定休日は日曜日
・主に現代表一人でやりくりしている。
・仕込み時のみ、奥様と2人で行っている。
仕込み時以外は、奥様は基本お店にいない。
 よって、接客は現代表のみで行う。
従業員は雇わない。(将来競合相手となりえるため。)
家族以外に商品のレシピは知られていない。
・お子様はいらっしゃるが、お店を引継ぐ気はないらしい。
・なお、お子様はすでに成人して社会人。

そこに、私が来店し、承継の話が始まります。

代表

人当たりはよさそうだし、まだ若い。
家族で移住してきて、3年後の仕事も決まっていない。それなら…。

現代表自身も家族で移住してきた経験から、この地で生活していくには大変だろうから、近い境遇にある私に話をしてみようかと思われたそうです。

ワイの情報
ワイ

・地域おこし協力隊制度により、縁もゆかりもない土地へ家族4人で移住。(Iターン)
・子供は中3の長男、小6の次男の2名。(令和4年・2022年時)
・協力隊の任期満了後、就業ではなく、起業を望んでいる。
・菓子製造業の経験なし。
・令和4年8月 食品衛生責任者取得。
・令和4年8月 菓子製造業許可取得。

その時の私はと言えば、定住に向けて香川県で行ってきたサービス業を元に生計を立てていくつもりでした。

ただ、実際に地域で話を聞いていくうちに、サービス業で生計を立てていくのは難しそうだと思い、何か新しいもので生計を立てていく必要性を感じていました。

結果、やります。とお伝えして、事業承継が始まっていきます。

とはいえ、現代表からはこんなことを言われました。

代表

寒い地域なので、まずは冬の暮らしを体験してから。それでもやりたければまたおいで。

後で分かった冬暮らしを体験させる理由

どうやら以前跡継ぎ候補の方がいたらしく、その方は、最終「冬暮らし」が耐えられないとして、承継を辞退したそうです。※その理由が本当かどうかは分かりません。これはあくまで現代表と近しい人から聞いた情報です。

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