マナベユウジプロダクツ代表 ゆうじです。
2月初旬といえば、確定申告の時期ですね。
会社に勤めていた頃には、住宅ローン控除位しか縁のなかった確定申告ですが、今年は違います。
2019年からは確定申告は自分で行って、所得税、住民税も自分で収めなければなりません。
私は65万円控除で青色申告(以下確定申告65)する為の書類を作成し終わり、後は提出するだけになったので、
・これから起業を予定している人
・起業して確定申告が初めての人
・簿記の経験、知識がない人
・税理士や会計士にお願いするとなると値段が気になって躊躇している人
の参考になればと思い体験談をお伝えします。
なお、今回私の申告必要な所得は、
・『事業所得』
・『給与所得』
・『不動産所得』
の3つです。
会社を退職した際の退職金による『退職所得』や、
ウェルスナビでの『配当所得』については、すでに源泉徴収済みの為、申告の必要がない事を確認しています。
ちなみに、源泉徴収や年末調整について詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。

Contents
結論 起業1年目で自分で帳簿をつけて65万円控除の青色申告は無茶
以前勤めていた会社では、経験の浅い自分でもできる程度の経理業務をやらせてもらっていた経験から、
という甘い考えがありました。
65万円控除の青色申告は、税務署から送られてくる確定申告書の中の損益計算書や貸借対照表なるものを自分で完成させ、提出します。
その中には科目を記入して埋めなければならない部分もあり、経理業務経験の浅い私にとって、どっちが借方でどっちが貸方かあいまいな為、結局確定申告書を完成させることができませんでした。
結果、初年度無料のやよいの青色申告オンラインに助けを求めました。
ちなみに初年度無料キャンペーンは、ほぼ一年前の2018年3月9日から始まっていたようです。
結論はすでにお伝えしたとおりですが、自分でやろうとした時に
・どう大変だったか?
・どんなツールを使ったのか?
・どうすればよかったか?
をお伝えしていきます。
最も大変だったのは、事業用の預金口座の帳簿付け
まず、私が帳簿づけに選んだツールがこちらの書籍です。

最初に考えていた帳簿をすでに作ってくれていて、この帳簿に入力していけば確定申告ができる仕組み。
そう思って帳簿付けを始めたまでは良かったのですが…。
今のままでは、普段使っている口座に事業収入と不動産収入が入ってくるようにしていた為、一つの取引に対してかかる手間が2倍になる事に気づきました。
最初は、すべて一まとめにしていた方が管理が楽でいいと思っていましたが、全く逆でした。

・ABC銀行から1万円引き出した事を帳簿に入力。
・ABC銀行から1万円引き出した事を帳簿に入力。
一つの作業なのに、必要な手間は2倍。
さらに事業や、不動産に関係のない取引に対しても帳簿付けを行わなければなりません。
この作業を一つ一つの取引に対して行っていきます。それが一年間。けっこう大変です。
また、事業を始めてしまってから事業用の口座を新しく作り、資金をそこに移動させるのはやめておいた方がいいです。
帳簿付けしないといけない預金通帳が増えるだけです。
すでに事業を始めてしまってその分の収入や支出があるなら、翌年1月から口座を切り替えてしまうようにするのが一番手間がかかりません。
この経験から学んだことは、
例えば、

そして更にいえば、経費専用の口座も所得の区分によって作っておく事をお勧めします。
もちろん、最初から事業で得られる収入と経費は『ABC口座』に集約させて、
不動産から得られる収入と経費は『XYZ口座』に集約させる事ができれば良いです。
しかし、個人事業主は自宅が事務所も兼ねている場合も多いことから、生活用の口座に事業用の経費になり得る駐車場代や水道光熱費などが含まれているため、完全に切り離して考えることができません。
よって現実的なのは、
日常的に使っていた口座を事業用で得られる収入と経費の口座にして、
不動産で得られる収入と経費の口座は新しく作る。
のが良かったようです。
ちなみに個人事業主は、本人名義の口座を事業用として使用して大丈夫です。口座名義人を屋号にする必要はありません。
この口座を事業用にします。と言うのも届出の必要はありません。預金出納帳に口座の名前を入力するくらいです。
ちなみにクレジットカードも、元々使っていたものを事業用にしてしまうのがいいと思いました。
こちらも不動産には不動産用のクレジットカードがあればベストです。

まとめると、


※事業用のクレカは今まで生活でメインとして使っていたものを選ぶのがベターです。
ベストでなくベターなのは、ありとあらゆるものをクレカを通していると帳簿付けが非常に大変になるためです。
帳簿付けしていて思ったのは、『経費』は現金で払った方が楽。と言うことでした。
最も楽な帳簿付けのための口座の分け方 まとめ
自宅を事務所扱いにして、事業所得と不動産所得があるとしてのまとめになります。
不動産所得がない方は不動産所得の部分は省いて考えてください。
・事業や不動産の収入が発生する前(会社員時代)に口座を3つ用意しておく。(口座A、B、Cとする。)
・会社員時代にクレジットカードを3つは持っておく。(クレカA、B、Cとする。)
・それぞれのクレカをそれぞれの口座から引き落とされるように設定しておく。
・それぞれのクレカと口座をどの所得用に使うのか決める。
クレカAと口座Aは生活や給与所得用。クレカBと口座Bは事業用。クレカCと口座Cは不動産用。という流れ。
事業用住宅ローンを借りているなら、その引き落とし口座は変えられないので、その口座を不動産用にして、それ以外を新設する。
自分が住むための住宅ローンを借りている、または家賃を払っている場合は、その引き落とし口座を事業用にする。
・事業所得の経費として算入できる生活上の支出は、事業用の口座から引き落とされるように変更しておく。
水道光熱費、家賃、電話料金、駐車場代、ガソリン代など。
・何かわからないけど、とにかく経費として使えるかも?と思ったものは現金で払っておく。
月をまたいでの帳簿入力もなく、2つの仕訳で終わるので、帳簿入力が非常に楽。
・本当の事を言うと、クレカは使わず事業、不動産用の経費は現金支払いがオススメ。
帳簿の入力が楽というだけの理由。
参考までにどんなものが経費として扱われるか書いておきます。
主なものであって全て網羅しているわけではありません。
また、自宅を事務所兼用にしている場合の電気代などは、按分(あんぶん)が必要です。
全額経費にはなりません。
按分の説明はこのサイトがわかりやすかったです。
BIZ KARTE 按分計算を学ぼう!生活費と事業費を分ける方法とは
※自宅が事務所兼用、自動車も事業用個人用兼用の場合。
(全て按分が必要です。)
・自宅の家賃(住宅ローン代金)
・電気代
・水道代
・ガス代
・(携帯、固定共に)電話代
・駐車場代
・ガソリン代
・自動車任意保険料
・自動車税
これらを全て同じ口座から引き落とされるようにしておきます。
・事業用住宅ローンの利子部分
元本は経費にできません。
・不動産減価償却費
・マンションの管理費
・仲介業者の管理費
・仲介業者の仲介手数料
・固定資産税
これらも、全て先ほどの口座ではない別の口座から引き落とされるようにしておきます。
なのですが…
やよいの青色申告オンラインなら一つの口座に全ての所得、経費を集中させておいても大丈夫。
今更ですが…、そもそもそれぞれの所得や経費を別々の口座にするとか、クレカを分けるとか大変だと思いませんか?
そりゃあそれができればいいに決まっていますけど、今までの流れで見てきてどうでしょうか?やりますか?
私はやりたくありません。こんな面倒な管理したくありませんでしたが、やらざるを得ませんでした。
私の場合、何も考えず口座を決めてしまっていたからです。
そのせいで一つの預金通帳の中身は生活の支出、給与所得、事業所得、不動産所得、事業経費、不動産経費、もうバラバラで大変で。
ところが、やよいの青色申告オンラインなら、
一回の仕訳の入力だけで、複数の帳簿付けをしてくれます。

・ABC銀行から1万円引き出した事を帳簿に自動反映。
・ABC銀行から1万円引き出した事を帳簿に自動反映。
そうなんです。一つの作業に対して一つの仕訳入力だけで、複数の帳簿に自動反映してくれるんです。
非常に楽です。
さらに楽なことがあります。
やよいの青色申告オンラインなら、銀行の預金口座の取引を自動取込みしてくれます。
※対応している銀行に限ります。ただ、インターネットバンキングに対応していればほぼ大丈夫です。
そうなれば、預金口座を見ながら一つ一つ入力していく必要はありませんし、取込みは済んでますのであとは科目を選択するだけです。
しかも、同じ取引であれば一度登録しておけば次回科目の選択は自動でしてくれています。メチャクチャ楽です。
しかも、数字入力の間違いは起こり得ません。
同じ取引を異なる帳簿に2回入力するだけでもいつかミスは起こります。やよいの青色申告オンラインなら、そんな心配は不要です。
また、クレジットカードの取引の自動取り込みにも対応していますし、レシートを写真で取り込んで取引に反映させてくれるサービスもあれば、スマホアプリで取引をその場で入力もできますから、経費の入力漏れも防げます。
ただ、私はエクセル帳簿CD-ROM付 個人事業の経理を使って、1年間の帳簿付けは完了し、後は確定申告書類の入力を済ませる所まで進んでいました。
65万円控除の青色申告に必要な損益計算書や貸借対照表を自分で作成は無理。
最終的にはやよいの青色申告オンラインを使用して確定申告の書類を作っていました。
1年間の帳簿付けはエクセル帳簿CD-ROM付 個人事業の経理で可能だったのですが、損益計算書や貸借対照表に関しては、そのものズバリの内容は書かれてありませんでした。
わかりやすく言うと、『対応している科目をここに入力』みたいな感じです。
私にとって、その『対応している科目』って言うのが何か知りたいのにそれでは分からないわけです。
ただ、ここでやよいの青色申告オンラインを使用するのかどうかは非常に迷いました。
今までの帳簿付けは何だったのか?
またあんなに大変だった帳簿付けを一からやり直しなのか?
想像しただけで気持ち悪くなっていました。
ただ、
預金口座の取引を一気に取り込めるし、複数の帳簿付けも一回の仕訳で済む。それなら今から変更しても十分間に合う。そう思ったんです。
予想は大当たりでした。あれだけ大変だった帳簿付けが、たった2日間で確定申告書作成までも終わってしまっていました。
それでいて、初年度は無料。体験版にありがちな機能制限も一切なし。導入しない理由はありません。
他の会計サービスで初年度無料サービスは無かった。
なぜいろんな会計サービスの中でやよいの青色申告オンラインだったのか?
ここも気になりますよね。お伝えしておきます。
まず、第一に『全ての機能が使えて初年度無料はやよいの青色申告オンラインだけ』です。
とにかく無駄な出費は抑えたい。そう思って自分で帳簿をつけていたのに、結局金額がかかってしまうとなると本末転倒ですよね。
なんとしても会計にかかる出費は抑えたかったのです。
次に、翌年度からでもこの金額なら無駄じゃないと思える価格の控え目さ。
預金通帳やクレジットカードの取引を自動取り込みできて、
レシートの取引を写真で取り込めて、
同じ取引の仕訳を登録できて(文字入力の単語登録みたいなもの)、
一つの通帳だけでも帳簿作りが大変じゃなくて、
確定申告書も作成できて
初年度無料で、全ての機能が使用できて、
金額の発生する翌年度は事前にキャンセルも可能。
なのに実際にかかる費用はわずか8,640円(税込)
しかも1年目でキャンセルすれば、金額はかかりません。
これなら十分に価格以上の価値があると言えるサービスです。
金額の説明や案内も分かりやすく安心できます。
とにかくあったらいいなが全てあるのがやよいの青色申告オンラインです。
クラウド会計利用シェアNo.1の実績は嘘をつきません。迷ったらやよいの青色申告オンラインでまずは初年度無料でお試しください。