雑記

いつまでも続くそのせき『百日咳』かも?大人も今一度、知っておくべき『百日咳』

マナベユウジプロダクツ代表 ゆうじです。

先日風邪をひいてしまいましたが、熱もないし放っておいたら治ると思っていましたが、咳だけがなかなか治らない…。

そう思っていたら咳はだんだん激しさを増し、ついには息をするのも苦しくなりました。

寝転がるとよけいに咳がでてしまうから寝転がれなく、夜になり、ウトウトしだすとせき込んで目がさめるんで体調もいい方向に向かわないで困っていました。

そうしたなか、小学校で息子に配られた情報誌に『百日咳』なる症状の情報がありました。
この情報誌によると香川県で2018年11月現在も流行しているようです。

かがわKid’s club 2018 秋・冬 Vol.31

PDFファイルで見る事ができます。
https://kagawa-colorful.com/app-def/S-102/colorfulex/wp-content/uploads/03dd7980f0113f6b1f5bd3644e5b9268.pdf
(百日咳についての情報は10Pに)

香川県の感染症情報のページにも、百日咳への注意喚起の情報があります。
(リンク後のページの真ん中くらいにある新着情報の中にあります)
http://www.pref.kagawa.lg.jp/content/etc/subsite/kansenshoujouhou/index.shtml

百日咳とは?

発作性で、けいれん性の咳の状態。
漢字にすると、
発作性 痙攣性 咳嗽(ほっさせい けいれんせい せきそう)

違う言葉で言うと、

いきなり筋肉がひきつる咳きこみが始まり、間も無く止まる状態が1ヶ月近く続くもの。

今までは子供がかかるものというイメージが強かったが、近年大人の方がかかっている割合の多い、学校保健安全法において、出席停止が必要な疾患。

治るのに2〜3ヶ月(ほぼ100日)かかるので、百日咳と言われる。

さらに詳しく↓(ウィキペディアのページ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/百日咳

大人もうつる百日咳の流れ

百日咳の症状は、カタル期、痙咳期(けいがいき)、回復期の3期に分けられます。

カタル:医学用語。細菌性の炎症を起こしたときに、血管外へ液がしみ出てくる状態の事

カタル期→要は『かかりはじめ』の時期

痙咳期(けいがいき)→けいれんを伴うせきこむ時期

回復期→治ってくる時期

カタル期

鼻水、咳が出てくる。
咳の回数、程度が激しくなる。風邪と見分けがつかない。
その為だいたいほったらかし。

期間は約2週間

実はこの時の感染力が最も強い。
この時期から手洗い、マスク着用を!!感染防止のため。

こうなる前7日〜10日ほど無症状の期間がある。

痙咳期(けいがいき)

百日咳で最も特徴的な、

いきなり筋肉がひきつりながらせきこみ、間も無く止まる状態』が始まる。

夜に多い。熱はあっても微熱。熱があるなら合併症。顔を真っ赤にしてせきこむ場合もある。息を吸う時に音がする。

見ててすごく辛そう。場合によっては吐く事も。『たん』が出てもおかしくない感じに聞こえるが、実はそんなに出ない。

まだ感染力がある。この時期から効果的な薬を飲んでも、菌は5日ほどで無くなっていくが咳は収まらない。

ただ感染は止められる。

医者にかかるのもほぼこの時期。かかった本人としては手遅れ。

夜にせきこむので寝られず体力を削られる。だから合併症にもなりやすい。

市販の咳止め薬は無意味。呼吸抑制作用があるのでむしろ毒。

百日咳と診断され出席禁止になる場合(ならない場合もある)は、この特有の咳が止まるまで出席禁止。

痙咳期(けいがいき)の期間はだいたい2〜3週間。

風邪と見分けがつかない時期(カタル期)に効果的な薬が飲めたら、このしんどい時期は避けられる→治る。

回復期

2〜3週間で夜にせきこんで辛そうな症状は収まってくるが、たまに出る。
あとは通常の咳がいつまでも続く期間。

薬を飲んでいないなら、まだ感染力はあるので手洗い、マスク着用で感染防止を。

最初の症状から咳が収まるまで2〜3ヶ月かかる。

とにかく咳が1週間以上続くなと思ったら、受診、手洗い、マスク着用を!



多くの方が百日咳とは知らずにうつしている?

百日咳(ひゃくにちぜき)

読み方は『ひゃくにちせき』でもいいです。手元の母子手帳では『百日せき』とあるので。

成人の場合、咳が長く続くだけの場合が多いです。発熱も伴いません。
小学生においても同様で、ただただ咳が続き、本人としては元気な場合があります。

しかし、『百日咳』は学校保健安全法において、出席停止が必要な疾患です。
いわゆるインフルエンザと同じです。

インフルエンザは情報も多く皆知っています。

それに発熱が伴い本人がとても辛そうにしているので休ませますよね。
そのおかげで感染を抑える事ができます。

『百日咳』は熱はなくただ咳こんでいるだけなので分かりづらく、休まないので感染源になっている可能性があります。

出席停止の理由は、ものすごく感染力が強く1歳以下の乳児は特に重症化しやすく、死に至るケースもある為です。また、百日咳が原因で肺炎などの合併症も。

じゃあ、やっぱり赤ちゃんが大変なだけで、家に赤ちゃんがいなければ気にしなくていいし、子供の病気としての考え方は変わらないんじゃないの?

大人にとってはそんなに重い症状じゃないわけだし。

そうですね。本人の症状の軽さから、重く受け止めにくいですよね。

しかし、その症状の軽さに反して感染力は非常に強いので、小学校はもちろん、大学などでも集団感染による学校閉鎖が起こっています。

咳だけと言ってもマスクをするなり、手をこまめに洗ったりと、きちんと感染を広げない努力をする事が必要ですよ。

どういう事?
感染力が非常に強いので、感染につぐ感染で赤ちゃんが百日咳にかかってしまう場合があるからです。

つまり、本人から会社の同僚、子供ならクラスメートに感染し、その家族に赤ちゃんがいれば、その子に感染してしまいます。

しかも感染力の強い期間は、発熱もなく咳だけという、インフルエンザに比べて症状が軽く、本人が自覚する事が難しいのに加えて、一緒に住んでいる家族には約80%の確率で感染するとも言われています。

でも、赤ちゃんて生後半年は病気にならないって言わない?
母親の免疫を持って産まれてくるからですよね?

それ自体は間違いではありません。しかし、百日咳の抗体は十分に赤ちゃんに移らなく、生後1ヶ月の赤ちゃんでさえ『百日咳』にかかります。

そうなんだ。

じゃ、ただ咳が長引いてるだけで、熱はないから大丈夫!って思ってても、知らない間に自分が感染源になってるって事もあるから、自分の事だけ考えてちゃダメだって事だね!

そうですね。

ちなみに日常の予防としてお伝えできる事としては、こまめな手洗いとマスクをしておく事です。

赤ちゃんの予防としては、ワクチンに頼るのみですが、そのワクチン(3種混合以上のが百日咳のも入ってます)の接種開始可能年齢も、なんと生後3ヶ月からなのです。

このことから赤ちゃんは半年は病気にならないという事を信じすぎるのは良くないと言えるかも知れませんね。

家族内に百日咳にかかっている人がいて、赤ちゃんがまだワクチンを接種できない状態の時は、必ず対策が必要ですよ!

2018年からは全数報告に

これまで『百日咳』は小児疾患として捉えられていた為、数字の報告は小児科のみで良かったそうですが、成人の発症例も多くなり、確実な把握や対処が必要だとして2018年1月1日より、全数報告になったほどです。

百日咳は、3種混合ワクチンを接種している方、かかった事のある方であれば抗体を持っており、免疫力があります。

しかし、抗体は歳を重ねるにつれ低下していくので、実は数年に一回は感染しているそうです。

感染すると、症状が出ない方はいないそうで、必ず咳が続きますが、ただの風邪と勘違いして自覚はないかもしれません。

ただ、全数報告になったことで、今後はインフルエンザと同じく大人も百日咳の予防接種が始まるかも知れませんね。

インフルエンザは自分の為に?『百日咳』はみんなの為に?

『百日咳』のやっかいなところは、本人にその自覚がない事です。

インフルエンザにかかると、場合によっては40度を超える熱が出ることから、人の事を考えていられないのが正直なところだと思います。

しかし、百日咳に関しては、インフルエンザと同じ出席停止が必要な疾患なのに、インフルエンザほど知られておらず、本人が感染源であることに気づきません。

仮に会社の同僚に移ったとしても、同僚もただの風邪と思って気にも留めず、知らず知らずのうちに集団感染になっているケースがあります。

かかった本人はいいのかも知れませんが、もしその家族に赤ちゃんがいたら…。そうは言ってられません。大変な思いをする前に是非マスクでのエチケットを心がけましょう。

百日咳まとめ

・熱はなく(あっても微熱)とにかく咳がとまらない。
 咳をすることでさらに咳をしてしまう感じ。
 『たん』は、あまり出ない。

・一般的に風邪との違いを見分ける事が難しく、わざわざ百日咳かどうかまで踏み込んで診断はほぼ行われていない。
 明らかに百日咳の症状があれば別。

・子供は、けいれん性の咳発作があり、息を吸い込む時に音がする。
 (それをレプリーゼという)
 ちなみに息を吐く時音がするのが、『ぜんそく』

・咳症状が治るには、2〜3ヶ月(ほぼ100日)かかる。だから百日咳という。
 この間に体力が削られ肺炎など合併症の可能性がある。
 場合によっては死に至る危険性もある。

・百日咳はウイルスではなく『百日咳菌』という細菌性のもの

・感染力がものすごく強い。

・細菌は自己増殖する。ウイルスは人などの細胞の中でしか増える事ができない。
 例えば、食器スポンジの中で自己繁殖できるか否かの違い。

・咳やくしゃみなどによる飛沫(ひまつ)感染が主。

・細菌なので、咳、くしゃみをおさえた手で触った物(ドアノブとか)からの接触感染もある。

・うつらない、うつさない為には、手洗い(接触感染防止)マスク(飛沫感染防止)が必須。

・細菌なので抗生物質が効く。
 マクロライド系抗生物質が有効。『エリスロマイシン』『クラリスロマイシン』など。

・薬を飲む事で、5日くらいで体内の菌を外に出せる。
 つまり感染源ではなくなる。咳が止まるかどうかは別。

・ただ、薬は咳が止まっても2週間は服用。

・リン酸コデインを含む咳止め薬は無意味
 百日咳の場合むしろ毒。呼吸抑制作用がある為、乳幼児に使用すると呼吸停止になる恐れも。

・成人の予防接種はない。子供は乳幼児期に4回接種されている。
(3種混合以上のワクチンがそれ。ワクチンDPTのうちPが百日咳ワクチン。)

・小学5〜6年生の時の2種混合(DT)には百日咳菌のワクチンは無し。
 この時3種混合にするなら任意接種になる。
 実はこの時期(7〜12歳)が一番かかりやすい。
 香川県感染症情報より↓
 http://www.pref.kagawa.lg.jp/yakumukansen/pdf/3009hyakunitiseki.pdf
 実際、我が家の百日咳発生源は7歳になる小学2年生の次男でした(笑)

百日咳かも?と思ったら、自分でそう判断せず必ず医者にかかりましょう。

受診せずに身内から薬を直接もらうような事は絶対に止めましょう。

薬には必ず『副作用』があります。

 

お子さんをお持ちの方に有益な情報があります。

今回の件を調べていくうちに、子供の支援情報をまとめているページがありましたので紹介しておきます。

香川県のページではありますが、他の県でも同様の支援をしているはずなので、是非チェックして子育てに活かしてみてください。

支援情報は、いざという時に知っているのかどうかで、余裕のある無しが変わります。

余裕のあり無しはそのまま子供や周りの人に対する優しさに直結すると考えています。

皆さまがいつも笑顔でいられる環境を作っていただけると嬉しく思います。

香川県健康福祉部子ども政策推進局が運営する
子育て県かがわ情報発信サイト『Colorful』
https://kagawa-colorful.com
市、町別で子育てに関する支援情報が載っています。
また、支援情報もライフステージ別や、目的別と、分かりやすくまとまっています。

補足
広報誌 『THE かがわ』
毎月ポストに投函されていると思いますが、PDFファイルで閲覧できるみたいです。
改めて読むと貴重な情報があると思いますよ。
http://www.pref.kagawa.lg.jp/content/koho/kohoshi/index.shtml

我が家では、次男→長男→私→妻と100%感染しています。妻は今もとなりでせきこんでおり、辛そうです。

しかし、その症状が今どんな状態か分かり、どう対処すればいいのか分かれば少しは余裕が生まれると思います。

有益な情報になりますように。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。